クリスマスの楽しみ倍増! カフェねねねで開催したフレッシュリース&スワッグ作りのワークショップ
当グループが運営する「カフェねねね」(東京都板橋区)は、「ココロネ板橋」の中にある発達障がいや精神障がいのある方も一緒に働く福祉施設です。季節のスープとおにぎりを中心に、素材選びや生産者さんとのつながりを大切にした体と心にやさしいメニューを提供しています。
今回は、カフェねねねの開放的な空間の中で行った、クリスマスリース&スワッグ作りの様子をレポートします!
フレッシュな針葉樹の香りに包まれて
11/24(日)にカフェねねねで行った「garden山屋のクリスマスリース&スワッグ作り」のワークショップ。講師は、長野県塩尻市に住むgarden山屋の山村まゆさんです。山村さんが当日の朝、自宅の庭から摘んできたフレッシュな針葉樹などを花材にし、壁掛けタイプのリースやスワッグ作りを楽しみました。
山村さんが持参した花材たちが運び込まれると、針葉樹の香りがカフェ中に広がりました。針葉樹は、ヒバ、ブルーバード、ブルーアイス、ヒムロスギ、モミ、ユーカリなど種類が豊富。写真の手前は長野県産の小さくて可愛いリンゴ。リースのオーナメントにもなり、りんご飴に使われることもあります。
午前の回:スワッグ作り
午前の回はスワッグ作りで、4組の方が参加しました。スワッグとは花や葉のついた枝などを束ねて作る壁飾りのことで、リースよりも簡単に作れるのが魅力です。お子さんと一緒に参加された方もいました。
好きな花材を選び、かたちを整えたら束ねます。
自分だけのスワッグが完成! 同じ花材を使っていても、仕上がりはこんなに多様なんです。
午後の回:リース作り
午後はリース作りの回で、9組の方が参加しました。リースは植物のツルで作った土台に針葉樹をワイヤーで巻きつけて作ります。全体のバランスを見ながら、同じボリューム感で一周巻きつける作業。針葉樹ごとの特性を生かしながら作る楽しさがあります。
枝から切り分けた針葉樹を、バランスを気にかけながら土台に巻きつけていきます。針葉樹の香りに癒やされながら、みなさん黙々と行っていました。
針葉樹はどんどん補充してくれるので、贅沢に使うことができます。
針葉樹の巻きつけが終わったら、今度はオーナメント(飾り)をつけていきます。オーナメントコーナーには、木の実や葉っぱなどナチュラルな素材なのに、個性的なかたちの物がたくさん! みなさん、このコーナーに集まってあれこれ悩みながら、楽しそうに選んでいました。
オーナメントはグルーガンで接着し、最後にリボンをつけて完成です。
世界に一つだけのリースができました! 作った人の個性が表れていて、どれも素敵。並べて見るとそれぞれの個性が際立ちます。
「みなさん、同じ花材を使っているのに、一つひとつまったく違うものができるのがおもしろいんです」と山村さん。針葉樹やオーナメントがこれだけバリエーションがあるなかから好きなものを選び、自分だけのリースを作る。キットを使ったリース作りにはない楽しさがあります。参加者の方も、「世の中にたくさんのリースがある中で、自分だけのリースが作れてうれしい」とコメント。
手作りのフレッシュリースは壁にかけて、一年中楽しむことができます。毎年、garden山屋のクリスマスリース作りに参加してきたという方は、次のように話してくださいました。
「壁にかけたリースはだんだんと枯れていくのですが、それが月日の流れを見ているようで、色の変化を見るのも楽しいんです。今は昨年作ったリースが茶色くなって飾ってあります。作りたてのリースは香りもいいので、ぜひ鼻をクンクンさせて、楽しんでください」。
チーズケーキ&コーヒーを囲んで
リースを作り終えた後は、それぞれのリースを見ながら、参加者さん同士で歓談。ねねね自慢のチーズケーキとコーヒーのセットをいただきました。
リースを自分で作る楽しみ、五感を使って緑と触れ合う楽しみ、同じ体験を通して人とつながる楽しみ。いろいろな楽しみが詰まったワークショップとなりました。
心をもって地域に根ざしていきたい
カフェねねねはコロナ禍にオープンしたこともあり、今回のようなワークショップを開催したのは初めてのことでした。これからは地域に開いた取り組みを増やしていきたいと、介護福祉事業部のグレイブス幸恵さん。
「ねねねは“心をもって地域に根ざす”というコンセプトを持っています。発達障がいのあるスタッフと、職員がともに働きながら、地域の方々に利用していただける場の創出を目指しているんです。ですが、コロナ禍の影響を受けて、地域の方が足を運びづらい状況となっていました。これからは、今回のようなワークショップなども行いながら、より地域とのつながりが深まればいいなと思っています」。
カフェねねねは貸切での利用が可能で、今回のようなワークショップを行うこともできます。詳細につきましては、カフェねねねのWebサイトをご覧ください。
おいしいパンや焼き菓子の販売をはじめました!
9月からカフェねねねの一部でパンと焼き菓子の販売を始めています。
パン屋の名前は「にこにこ ころころ にころパン」です!
これは利用者さんと一緒に考えて選んだ、こだわりの屋号です。ココロネ板橋にあるパン工房に名前をつけて、毎月決まった日に、いろいろな種類のパンや焼き菓子を販売します。利用者さんが書いてくれた看板やプライスカードの文字も可愛いんですよー
にころパンの販売日は、カフェねねねのインスタグラムでチェックしてください!
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カフェねねねDATA
東京都板橋区向原3-7-9 ココロネ板橋 1F
TEL:03-5964-5477
営業時間:11:30〜15:00(L.O14:30)
定休日:土曜・日曜・祝日
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