2024年4月1日(月)に「おうち診療所 二俣川」が開院しました!
2024年4月1日(月)に平成医療福祉グループが運営する「おうち診療所 二俣川」(神奈川県横浜市旭区)が開院しました。
これに先立つ地域へのご案内として、3月29日(金)に医療事業者向け内覧会、3月30日(土)に、「万騎が原ふれあい連合会館」(神奈川県横浜市旭区)にて、地域交流祭を実施しました。
訪問診療・在宅医療サービスを提供する「おうち診療所 」のご紹介とともに、地域交流祭の様子をお伝えします。
住み慣れた地域のなかで
❝自分らしく生きる❞を支援する「おうち診療所」
平成医療福祉グループは、多くの人が自分らしく生きられる社会の実現を目指し、グループのミッションとして「じぶんを生きる を みんなのものに」を掲げています。
「いつまでも住み慣れた環境で暮らしたい」という患者さんの想いは、「自分らしく生きたい」という想いと重なります。
グループミッションに基づき、地域の患者さんの「自分らしく生きる」を支援する訪問診療を行うのが、「おうち診療所」です。
おうち診療所公式サイト
おうち診療所 二俣川
「おうち診療所 二俣川」は、2019年開院の「おうち診療所 堺」(大阪府堺市中区)に続く、二つ目の診療所となります。
地域交流祭 & 木田院長講演レポート
3月30日(土)に「万騎が原ふれあい連合会館」で実施した地域交流祭には、子どもから高齢者まで多くの方が来てくださいました!
軽食も用意し、飲食を楽しみながら和やかな雰囲気で、地域の方々が憩われていました。おうち診療所のスタッフへ診療所について質問する姿もちらほら見られました。
おうち診療所 二俣川 木田院長講演
午後には木田院長がおうち診療所 二俣川の説明や、これから目指す医療などについて講演を行いました。
これまで訪問診療医として、全国を駆け回ってきた木田院長。専門分野は消化器外科、一般外科、緩和ケアです。緩和ケアは身体的な苦痛の緩和だけではなく、精神的なケアも行います。
木田院長は、「これからはこの地域に腰を据えてじっくりと地域の方と向き合いたい」という想いで、おうち診療所 二俣川にやってきたと伝えました。
訪問診療とは何か、よく知らない方のために、どのようなサービスが提供できるのかもくわしく説明。(※1)また、この数年では訪問診療において、主にがんなどの終末期の患者さんの緩和ケアに対する需要が高まっている旨も伝えました。以前は緩和ケア病棟への入院やホスピスへの入居需要が高かったものの、コロナ禍を機に、より「最期の時を自宅で家族と一緒に過ごしたい」と考える方が増えています。
訪問診療では、スタッフが患者さんに24時間付き添うことは不可能であっても、ご自宅で身体的・精神的苦痛や不安を取りのぞく緩和ケアを行えます。また、日頃から電話でもご相談に応じ、緊急時はご自宅へ駆けつける体制を整えています。緩和ケア病棟やホスピスと同等のサービスの提供が訪問診療で可能であると説明し、以下のメッセージをお伝えしました。
「おうち診療所の訪問診療は、ただ単にご自宅で医療サービスを提供するのではありません。患者さんとそのご家族の希望に寄り添い、その方の生活のなかでどのような医療が必要となるかを共に考え、提案も行っていきたいと思います」
このほかにも、一般的に加齢とともに機能低下が見られる嚥下(えんげ※2)機能についてもくわしい説明があり、訪問診療で行う嚥下障害のケアや予防についても話しました。
※1:可能な検査と処置についてはこちらをご覧ください。
※2:飲み込み
「同じ地域の一員」としてみなさんと一緒に
地域の在宅医療をより良くしていきたい
おうち診療所のスタッフは、医師や看護師といった医療従事者の視点だけで患者さんを診るのではなく、患者さん・ご家族と同じ視点に立って向き合い、「人」と「人」として豊かな関係性を築いていきたいと考えています。
地域に根ざし、地域の方の生活状況を把握し、一人ひとりの「自分を生きる」を実現させるための在宅医療をみなさんとともに進めていくことを目指します。
訪問診療サービスのご利用の相談はもちろん、ご病気がなくとも興味のある方や、同じような考えをお持ちの方はどなたでも、ぜひお気軽におうち診療所へご連絡ください!
おうち診療所 二俣川noteはこちら